マスプライム杯2021オンライン予選会自戦振り返り
こんにちは、ささらです。
今回は素数大富豪の大会、マスプライム杯2021のオンライン予選会に出場したので、その試合の振り返りを書きます。初めはTwitterに投稿しようと思ったのですが、長くなったのでブログで。
時間が経って記憶が曖昧になりつつあるので、間違っているところがあるかもしれません。画像も思い出したときにスクショしただけなのでやや途切れ途切れです。ご容赦ください。また、少し長くなるので常態で書きます。
ぜひYouTubeライブのアーカイブと同時に読んでみてください。解説もコメントも見どころが盛りだくさんです。各試合の振り返りの初めにライブのURLを置いてあります。
1回戦(VS.tsujimotterさん)
素数大富豪トーナメント マスプライム杯2021 オンライン予選会 #マスプライム杯 (7/17開催) - YouTube(URLから試合の開始場面に移動できます)
まずは初戦。マスプライム杯2020の予選では初戦敗退だった私としては、何とか勝ちたいところ。
1回戦1セット目
初期手札はAA223679TTQ。
先手を取ったものの*1、手札にKはない。これでは戦えないと判断し、全出しを決意。山札から1枚引くと5。ここで何故か、手札全てを並べると3の倍数になると判断してしまい、5を残して976332AQTTAを出す(この976332AQTTAこそ3の倍数なのに)。
もちろんペナルティをもらうが(AA335669JJQ)、ここでもKが引けない。しかしAを4枚抱えることができたので、どうにか手番を取って革命に持ち込みたいところ。
tsujimotterさんはグロタンカットからQTKを出す。KKJなどの大きい素数を持っているのか。こちらはQTKより大きい素数を出せないため、カマトトをして山札を回収(合成数出しのKKQを狙うなどできるかもしれない)。
カマトトの結果、KKQ(=2^4×29×283)に必要な札は集まり、このまま3枚出しで攻められても対応できそう。tsujimotterさんは96KTX(X=J)の「黒カツ重」。こちらは5枚10桁KQKQJで返す。
ここで相手は1枚引いてパスしたので、手札は4枚。こちらは増えた手札を確実に減らそうと、6枚バラバラの6桁素数986543。それに対してtsujimotterさんは1枚引いてパス。相手の手札が5枚となり、こちらはAを4枚にXを1枚抱えていて、残り1枚のXは山札の中。これはチャンスと1729を出し、ラマヌジャン革命。
相手は1枚引いて手札を6枚にし、パス。こちらは8枚以上を出して相手に手札を消費させないプレイングが最適だが、覚えていないのでTTJJJの5枚出しで攻める。
tsujimotterさんは57TQKを出すが、これは通らず。こちらは88843で、コツコツ手札を消費する。
tsujimotterさんはHNPの25679。これに対してはA2347で手番を取る。
ここで私の残り手札は、AA234556679QX。組みきれるかどうか。57のグロタンカットで思考時間を延ばす。1枚引いてKを獲得。66541(ムロ今宵)を出し、123X9(X=7)で手番を取り、QKで上がる作戦を立てた。
tsujimotterさんは66541に対してパス。6以下の数は持っていないと判断し*2、A39を出す。これが通り、KQ2X(X=J)を出して勝利。
革命下でコツコツと手札を消費し勝つことができた。反省としては、全出し後に相手の手札を把握し続けることができなかったこと。大会特有の緊張もあり、余裕がなかった。山札がなくなると素数大富豪は完全情報ゲームになると解説でも触れられていたが、これを意識し続けることが今後の課題。
1回戦2セット目
初期手札はA23566TQKKX。
今回は後手だが、Kを2枚にXを1枚と、1セット目よりは良い手札。tsujimotterさんは8QT67の5枚出し。*3
相手がここで絵札を使ったということは残りの札がかなり良いかもしれないと考え、KKQTX(X=J)を出すことを考える。できたらKKQKJを出したいので山札を引くが、残念ながら2だったので、そのままKKQTX(X=J)を出す。
KKQKJで返されると辛いが、相手はパス。こちらの残り手札はA223566。相手がまだ絵札を持っているとしたらほぼ確実に手番が渡ってしまうため、下手に出せない場面。7枚出しは覚えていないが、ペナルティを貰い手札を増やして相手に上がらせないことも狙えるので、全出しを選択。上から並べて665322Aを出すと、運良く通り、HNPでの勝利。
2回戦(VS.かいたいさん)
素数大富豪トーナメント マスプライム杯2021 オンライン予選会 #マスプライム杯 (7/17開催) - YouTube(URLから試合の開始場面に移動できます)
2回戦1セット目
初期手札はAA34455789K。
先手を取ったが*4、絵札はKを1枚のみ。これでは戦えないと判断し、全出しすることに。今の手札では3の倍数となるので山札を1枚引くと、2。これで3の倍数にはならないので札を並べる。
98755443K121を出したらなんとHNPで、勝利!初手全出しHNPは、今日の大会では初のこと。全出しするプレイヤーも多いため、大会中に一度は出るとは思っていたが、まさか私が出すとは。
ちなみに末尾を3K121としたのは、少しは絵札を持っていると勘違いさせるため。*5しかしこれを重視するならK1213の方が良かったか。ちなみに今確認したら末尾K1213でも素数だった。
2回戦2セット目
初期手札はA356899TQKX。
1本目よりは絵札が多いが、KKJやKJQJを出せないので強いとは言い切れない手札。1本目が先手だったので今回は後手*6。
かいたいさんは引かずに9Q13QTJの7枚出し。こちらが7枚以上の素数をほとんど覚えていないことはおそらくバレている。山札から1枚引くと、K。Xを含めて絵札5枚となったので、五枚二刀流で覚えている何かを出せるかもしれないと、必死に思い出す。Xを使うので選択肢は多いが、最近五枚二刀流を練習していなかったので記憶があやしい。しかし何とか53KKQTJで返し、手番を取る。
しかしこの時点で残り手札はA6899。全出ししようにも、このままでは手札は3の倍数。山札を引くも残念ながら9で、無念の「ああああ」のコメント*7。ここで手番を渡せばおそらく残り4枚で上がられてしまうため、カマトトはできない。
手札4枚のかいたいさんに上がらせないためには3枚出しが良いと考えたが、9が多く組みきれない。時間ギリギリになり、小さめのA99を出す。
かいたいさんは1枚引いて857。689と869は素数ではないので、山札を引くと7。8を残すのは不安だが、他に手はないので967を出す。
ここで1枚引いて手札3枚になったかいたいさん。返されればこちらの負けだが、運良く流れる。
心の中でサマーウォーズ並によろしくお願いしつつ1枚引くとJ。8Jで上がることができた。
出した数まとめ
2試合を通して出した数一覧です。全出しやカマトトなどで出すのに失敗したものは含めていません。5枚出しが多いですね。OverKJQJなども対策していたのですが、今回は合成数出しは一度もしていません。
感想
2試合とも1本目に先手を取り、またHNPで勝利した試合もあり、さらに山札に助けられたりと、運が味方してくれました。決勝大会では手札も良くなるように、しばらくは徳を積んでいきたいですね。
練習していた5枚出しが活き、2020年の予選会よりも成長を感じました。特に2回戦2セット目では、「五枚二刀流やってて良かったー!」となりました。最近使ってなかったけど。ところで前に書いた五枚二刀流の記事ですが、肝心の表に一部間違いがあった気がするので気力が湧いたら修正します。
決勝大会に進む面々とは今までも何度か対戦したことがあり、正直なところ皆さん私よりも強い相手だと思います(巽さんに関してはまだ素数大富豪を初めてわずかとのことですが、予選会では4枚出しを使ったり手札を組みきったりと初心者とは思えない力量です)。太刀打ちできるように、当日まで特訓を続けます。
予選会全体などの詳しい感想は書くとしたらまた今度。少し前から素数大富豪での時間切れについての記事を作っていて、近況報告やたわいのない話なども書いていたので、気が向いたらそこに書こうかなと思っています。
では今回はこの辺で。